脱毛は施術を重ねることで効果が反映され、自己処理がほとんどいらない素肌に近づいていきます。
それなりに回数を重ねなければなりませんが、人によっては医療脱毛で8回施術しても足りないというケースは多いです。
あまり回数が多いと費用面で負担を感じてしまうかもしれません。
今回は何回の施術で満足のいく脱毛となるのか、目安の回数とクリニックを選ぶ時に確認したい制度についてご紹介しましょう。
目次
脱毛の回数には個人差がある
脱毛サロンや脱毛クリニックで施術を受ける場合、効果が表れるまでの回数には個人差があります。
これは様々な要因で変化するので、主に回数が変わってしまう理由をご紹介しましょう。
使用する脱毛機
脱毛機によって性能は違うので、脱毛効果の高さも変わります。
最近は様々な機器が出ているので、古いか最新かによっても変わってくるでしょう。
また、毛質に応じて相性の良い機器と相性の悪い機器もあり、相性が悪いと施術の効率も悪くなると考えられます。
照射レベル
脱毛機は照射レベルを変化できるケースがほとんどで、レベルが低いほど威力は下がるので、脱毛の回数も多くなってしまいます。
レベルが高いと痛みを強く感じたり、肌トラブルになりやすかったりするので、加減を調整しながら照射しなければなりません。
特に日焼けした肌や荒れた肌、シミやほくろがある部分、VIOや顔などデリケートな部分は、肌トラブルのリスクを考えて照射レベルを下げていることが多いです。
毛質、毛の量
人によって毛の柔らかさや太さ、量は異なります。
一般的に脱毛は機器にもよりますが、産毛よりもしっかりとした毛に反応しやすいとされています。
そのため、元々毛が細かったり、色が薄い方は脱毛機と相性が悪いと、効果を感じにくい傾向があります。
また、しっかりした毛は効果が反映されやすいのですが、毛の量が多い人は回数が多くなることが多いです。
このように、毛質や毛の量は個人差があるので、効果が発揮される回数も変化すると言えます。
また、脱毛は毛根に照射しなければならないので、毛が長いと効果が半減することもあります。
脱毛サロンや脱毛クリニックでは、そういう理由から事前の剃毛をお願いしているので、忘れずに行っておきましょう。
毛周期の関係
毛は成長期、退行期、休止期の流れで生え変わりをしています。
成長期は毛が生えて成長する段階で、退行期を迎えると毛の成長は止まり、休止期で抜け落ちてしまいます。
この3つの期間で最も脱毛効果を得られるのは成長期です。
同じ毛でも1本1本毛周期のリズムは異なるので、1回の施術で全ての毛に効果が出るといわけではありません。
中には成長期が合わず残ってしまう部分もあるので、全て処理しようとすればそれなりの回数が必要です。
毛周期は毛抜きなどで抜くと変わってしまうので、施術期間中は気になっても抜く行為は避けましょう。
脱毛効果が表れる効果の目安
脱毛効果が発揮される回数は個人差があると説明しましたが、一般的にどのくらいの回数で発揮されるのでしょうか?
光脱毛と医療脱毛、さらには部位によって目安回数が少し違うので、それぞれの目安を見てみましょう。
光脱毛の場合
・脚…8~12回
・腕…12~18回
・VIO…18~24回
単発式医療脱毛の場合
単発式とは、光脱毛と同じく黒い毛に反応して高温の熱が発生するレーザー脱毛機です
・脚…5~6回
・腕…5~8回
・VIO…5~8回
蓄熱式医療脱毛の場合
蓄熱式とは黒い毛ではなく、バルジ領域と呼ばれる毛の生成に関わる細胞を産生する部分に低温の熱を蓄積させ、その熱で領域を壊していく脱毛機です。
・脚…5~12回
・腕…5~12回
・VIO…8~18回
光脱毛も医療脱毛も最低5~10回以上の施術で効果を実感される方は多く、完了まで最低でも12回以上は必要となるでしょう。
ただし、ワキやVIOのような剛毛で毛の量が多く、デリケートな部分は施術の回数は多くなります。
さらに光脱毛と医療脱毛を比べた場合、医療脱毛の方が医療が高いので効果の実感も早く回数も半分です。
医療脱毛のタイプや照射の条件によっても変わってきますが、少ない回数で脱毛を終わらせたい場合は医療脱毛がおすすめです。
総合的に考えると医療脱毛の方がお得になる可能性がある
医療脱毛は脱毛サロンに比べて料金が高い傾向にあるので、その理由から脱毛サロンを選ぶ方は多いでしょう。
ただ、考え方次第では医療脱毛の方がお得になる可能性があります。
そもそも光脱毛は減毛や抑毛に分類され、生えにくくなったり、毛が目立ちにくくなったりするので自己処理の回数は格段に減りますが、永久脱毛の効果はありません。
自然と生えて再び濃くなる場合もあるので、定期的な照射が必要です。
その照射も基本的に無料ではないので、費用面の負担は大きくなるでしょう。
一方、医療脱毛は毛を生やす細胞や領域を壊し、再生力を一定レベルまだ下げることで永久脱毛の効果を得られます。
終わりのある脱毛なので、1度完了すればほとんど生えてこないので、それ以上の施術は基本的に不要となります。
継続的なコストが発生しないので、総合的に考えると医療脱毛の方が総額を抑えられるというメリットを持ちます。
返金制度がある医療脱毛を選ぼう
脱毛サロンでは回数パック制に加えて、低価格でいつでも解約できる月額制を導入するお店が増えました。
一方、医療脱毛は6回や8回、12回などの回数制で料金プランを出しているケースが多いです。
ただ、部位や人によっては8回未満で満足される方は多く、残りの回数を持て余す可能性も考えられます。
ほとんどのクリニックで有効期限が設けられているので、使わないと損するので気をつけなければなりません。
回数がもったいないという場合は途中解約をすることになりますが、この対応はクリニックによって異なります。
途中解約で違約金が発生するクリニックもあれば、多少手数料はかかるものの、残りの回数分は返金してくれるクリニックもあります。
回数が多ければ多いほど料金は高くなるので、返金に対応してくれるクリニックを選ぶと安心でしょう。
ただし、この返金にも条件がついている場合があるので、契約前に料金や返金条件、途中解約などの詳細をしっかり確認してください。
5~8回では足りず、追加が必要になった場合
5~8回の間で足りないと感じた場合、回数の追加が必要です。
どのクリニックも基本的に回数の追加は可能ですが、それが単発からでいいのか、数回プランから利用できるのかは異なります。
あと1~3回と少ない回数で満足できるのであれば、単発のプランがあるクリニックが良いでしょう。
4回以上必要となると回数プランを選んだ方が得になるかもしれません。
理想は回数無制限のプランで、料金はそれなりに高くなりますが回数を気にせず利用できる点が魅了でしょう。
また、クリニックでは特定の回数プランを終了した後、通常よりも安い料金で追加できるケースもあります。
返金制度と合わせて、回数の追加が必要になったケースのことも事前に確認しておくようにしましょう。
医療脱毛は光脱毛の半分の回数で脱毛が終わりますが、その回数は個人差があります。
そのため、満足度も人によって異なるので、最適な回数を正確に決めることは難しいでしょう。
契約した回数より少なく済んだ、もしくは8回しても足りないという事態はよくあるので、部位ごとの平均回数やクリニックが完備する制度を確認して、回数を検討することがポイントです。