ヒゲ脱毛を検討している方の中には、毛周期という言葉を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
ヒゲを含め体毛には、成長期・退行期・休止期という3つの段階があり、その段階によって毛が成長していきます。
この周期を「毛周期」と言います。
毛周期は、部位によってスピードも異なり、同じ部位でもいくつかの毛周期のグループに分かれています。
今回は、毛周期とヒゲ脱毛の周期についてご紹介しましょう。
目次
ヒゲ脱毛の周期を決める時の目安になるポイント
ヒゲ脱毛の効率を良くするためには、毛周期を知り、成長期に施術を行うことが大きなポイントになります。
しかし、毛周期を見極めることはとても難しいことなので、効率的にヒゲ脱毛を行うためのポイントを知っておいた方が良いでしょう。
最初に、ヒゲ脱毛の周期を決める時の目安になるポイントからご紹介していきます。
照射の間隔は6週間~8週間空ける
ヒゲ脱毛の施術を受ける時にできるだけ早く効果を感じたいと思い、施術のスパンを短くするというケースもあるでしょう。
しかし、毛周期が巡ってくる前に施術をしてしまうと1回分の施術が無駄になってしまう可能性もあります。
そのため、施術の感覚はある程度空けなければいけないのです。
ヒゲは、私たちの体の中にある毛の中でも毛周期が早いと言われているため、6週間~8週間空けた方が良いと考えられています。このことから、6週間~8週間の間隔を空けた方が脱毛効果を得やすく、満足度の高いヒゲ脱毛ができるでしょう。
脱毛の終盤は照射の間隔を広くする
脱毛には長い時間がかかり、何度も施術を受けなければいけません。
また、ヒゲの状態を観察しながら施術を受けることも重要なポイントになります。
ヒゲ脱毛の周期は6週間~8週間の間隔が良いということを先ほど説明しましたが、ヒゲの量が少なくなってきた場合はそれよりも長い間隔をあけた方が効果を感じやすくなるというケースもあります。
ヒゲの量が少なくなることによって、毛周期が移行していく時間もかかるようになり、ヒゲ脱毛を始めた頃と同じような脱毛の周期では効果を感じにくくなってしまう可能性があるからです。
そのため、しっかりとヒゲの状態を観察し、効果的な施術のタイミングを見計らうことが重要だと言えるのです。
毛周期には個人差があるということを知っておく
毛周期は個人差がとても大きい部分なので、自分自身の毛周期をチェックしておくことが重要になります。
毛周期をチェックするためには、毎日ヒゲの濃さを観察してみると良いでしょう。
脱毛をしてからしばらくすると一定期間ヒゲが薄くなり、ヒゲ剃りなどのケアも楽になります。
しかしその期間を過ぎると毛周期が巡り始めるため、段々とヒゲが濃くなっていきます。
そうするとある程度までヒゲが生え揃えば、濃さは落ち着きます。
もしもヒゲ脱毛を受けるのであれば、ヒゲが生え揃った時の方が良いでしょう。
ヒゲ脱毛でヒゲをなくすためにはどのくらいの回数が必要になるのか
毛周期は人によって異なり、脱毛が完了する機関にも個人差があります。
それと同じように、ヒゲ脱毛でヒゲを無くすために必要な回数にも個人差があるのです。
ヒゲ脱毛は、脱毛の仕方によって必要な回数が大きく変わります。
医療レーザー脱毛やニードル脱毛(針脱毛)は医療脱毛と呼ばれている脱毛方法で、効果を実感しやすくなっています。
それ以外の脱毛方法として多くの人が実践しているものの中には、エステ脱毛(光脱毛、フラッシュ脱毛、IPL脱毛)や家庭用脱毛器を使用した脱毛、ワックス脱毛などがあります。
それぞれの脱毛方法や必要となる回数について見ていきましょう。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、医療機関でしか扱うことができない脱毛です。
メラニン色素に反応するレーザーを照射し、その熱で細胞にダメージを与えていきます。
短時間で広い範囲に照射できるため、効果も実感しやすくなっています。
また、必要な回数は5回~8回なので、他の方法と比べてみても少ないと言えるでしょう。
1回の施術時間も30分~45分程度なので、拘束時間も負担に感じにくくなっています。
ニードル脱毛(針脱毛)
ニードル脱毛(針脱毛)も医療レーザー脱毛と同じようにクリニックでしか扱うことができない脱毛です。
毛穴に専用の針を挿入していき、電気を流して細胞を死滅させます。
医療レーザー脱毛だと効果を感じられない白髪にも効果が出ますが、毛穴に電気を通すことで強い痛みを感じやすい施術でもあります。
また、一つひとつの毛穴に施術を行っていくため、膨大な時間も必要になるでしょう。
エステ脱毛(光脱毛、フラッシュ脱毛、IPL脱毛)
光脱毛やフラッシュ脱毛、IPL脱毛はエステサロンで受けられる脱毛です。
医療レーザー脱毛と同じようにメラニン色素に反応する光を活用し、脱毛を行っていきます。
しかし、医療機関で使える出力よりも弱くなっているため、完璧な脱毛効果を期待することは難しくなっています。
一時的な減毛や抑毛効果があるだけだと思っておいた方が良いでしょう。
家庭用脱毛器を使用した脱毛
家庭用脱毛器は、自宅で脱毛ができる機器です。
仕組みとしては医療レーザー脱毛やエステ脱毛と同じように、メラニン色素に反応するレーザーを利用しています。
家庭でも使えるようになっていることから、エステ脱毛よりもさらに出力は低くなっています。
また、火傷などのリスクもありますが、すべて自己責任になるということも覚えておかなければいけません。
エステ脱毛と同じような減毛や抑毛効果を実感するためには、20回以上施術を続ける必要があります。
ワックス脱毛
ワックス脱毛は、温めたワックスをヒゲに塗り、冷えて固まったところでワックスごとヒゲを引き抜くという方法です。
ヒゲをすぐになくすことはできますが、肌や毛穴に大きな負担をかけることになってしまいます。
ヒゲ脱毛にはどのくらいの期間がかかるのか
ヒゲ脱毛の周期は、毛周期と密接な関係にあるということを知っていただけたかと思います。
続いては、ヒゲ脱毛が完了するまでにどのくらいの期間があるのか見ていきましょう。
ヒゲ脱毛が完了するまでの期間を知る時に基準として考えておきたいポイントは、施術の回数、どこまでヒゲを薄くしたいのか、脱毛クリニックの予約状況はどうなっているのかということです。
それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。
施術の回数
施術の回数は、医療レーザー脱毛だと少ない回数で済ませることができます。
医療レーザー脱毛を行っているクリニックでは、5回程度のヒゲ脱毛コースを設けています。
コースや通えるスパンによっても変わってきますが、5回コースであれば6ヶ月を目安に考えておいてください。
どこまでヒゲを薄くしたいのか
ヒゲ脱毛を受けることでどのくらいまでヒゲを薄くしたいのかによってもかかる期間が変わってきます。
人によってどのくらいのヒゲが濃いと感じるのか、気にならないヒゲの量はどのくらいかが違います。
ヒゲ脱毛でヒゲを薄くする場合も、どのくらいで満足できるかが変わってくるでしょう。
そのため、中には5回の施術でも足りないと感じるケースもあるのです。
もしも足りたないと感じるのであれば、それ相応の施術回数や期間が必要になるということになります。
メンズ脱毛クリニックの予約状況はどうなっているのか
脱毛クリニックによっては、なかなか予約が取れないというケースも少なくありません。
そのため、希望している日時で施術を受けられないということも考慮しておかなければいけないでしょう。
自分自身とクリニックの都合が合わず、施術の期間があいてしまうと脱毛が完了するまでの期間も延びてしまいます。
ヒゲ脱毛を検討しているのであれば、しっかりと効果を感じたいと思っているはずです。
効果を実感するためには、毛周期を考慮したヒゲ脱毛の周期を把握することが重要なポイントになります。
その他にもいくつかのポイントをご紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。